コメリ書房に行ってきた

昨日(12月10日)、NEXT21の地下1階にオープンしたコメリ書房に行ってきました。

 

開店についての新聞記事

新潟日報「NEXT21地下に大型書店オープンまちなか活性化に期待」

毎日新聞「コメリ書房:NEXT21に大型書店開店--新潟・古町 /新潟」

 

北光社が閉店し、その後ドミノ倒しのように大和が閉店して以降、新潟市中心部の商業施設大丈夫かという論調があり、

誰もが危惧していた中での大型書店の開店。嬉しいことです。

 

大型書店が大型書店である基準の一つは、在庫の冊数であると思います。

先に挙げた新潟日報の記事によると、新潟市内にある大型書店の在庫冊数を比較すると、

 

 ジュンク堂書店新潟店 約100万冊

 紀伊国屋書店新潟店 約30万冊

 コメリ書房新潟NEXT21店 約25万冊

 

となっています。図書館並ですね。

ちなみに新潟市内の図書館も比較として挙げておきます。

 

 新潟県立図書館 約72万冊

 新潟大学附属図書館 約165万冊

 

圧倒的です。

気付いたのは、ジュンク堂書店の冊数って、新潟県立図書館よりも多いんですね。

あと、先に挙げた新潟市内の大型書店3店舗の在庫冊数を合計しても、新潟大学附属図書館には及ばないんですね。

 

 

話がズレてきました(笑)。

 

で、コメリ書房に行ってきたんですよ(二回目)。

気付いたことを書いておきます。

 

①検索端末が無い

約25万冊の在庫がある中から、目当ての本を探すのに、大型書店なら検索端末はデフォでしょ、というのが私の考え。

「目当ての本がすでに決まっているなら、アマゾンで買えばいいじゃない」と反論されるのかしら。

あえて検索端末を設置しないのは、棚と棚の間を巡って、新しい本との出会いを提供してくれる、という演出なのかな、と勘繰ってみたり。

 

②監視カメラが多い

これはちょっと不気味に感じたことです。

とにかく監視カメラが多い。通路全てに対して設置してある。

別に万引きしようとは思っていませんが、ここまで多いと「ドン引き」とまでいかなくても、軽く引いた。

監視カメラには大きく二つに大別できると思うのですが、ひとつは従来からあるカメラ。

レンズが向いている方向が客である私にもわかって、どの方向を撮影しているのかがわかる。

もう一つは、ボウルの形をしたものをかぶせて、レンズがどの方向を向いているのかわからないタイプ。

コメリ書房の監視カメラは、上記の両方のタイプのカメラがありましたが、圧倒的に多かったのは従来型。

棚と棚の間を行き来して、あっちにもカメラ、こっちにもカメラ。

「お前を監視しているぞ!」と言われているようでなんかヤな感じ。

とは言っても、お店側からしたら万引きが結構な死活問題になってるというのは理解しています。

万引きが多くて閉店に追いやられてしまった小規模書店もあるようですし。

できれば、先に挙げた監視カメラのうち、レンズがどの方向を向いているのかがわからないタイプにできないものか。

客として、「この店は客を性悪説で捉えている」と思ってしまいます。

 

③1階に通じるエスカレーター

コメリ書房にはメインの入口があり、店舗の奥に入っていくと、1階に通じるエスカレーターがあります。

このエスカレーターを通じて1階に行くと、別のお店に行けるようになっています。

コメリ書房の開店時間は午前10時。

1階のお店の開店時間は午前11時。

だから、午前10時台にこのエスカレーターを通じて1階に上がってしまうと、開店前のお店に行ってしまうことになります。

いや、11時開店だから11時までは行けないようにしなくてはならないはずです。

11時に、1階のお店が開店してから、エスカレーターに乗れるようにしなくてはならない。

なのに、行けてしまうようになっていました。

エスカレーターは動いていませんでしたが、歩いていけるようになっていました。

実は、以上の話は目撃した話でもあるのですが、エスカレーターを歩いて1階に行ったら開店前の店だった、

ならば行けないようにしておくべきだろ、と店員さんにクレームを入れていたおじさまがいらっしゃいました。

おじさまのおっしゃること、正論です。

ところが、店員さんが訳のわからん反論をして、おじさまの怒りの火に油を注ぐことに。

しばらく本棚の陰に潜みながら、このやり取りを聞いていました。

おじさまは、商売とは何か、サービス業の本質とは何か、ということを約10分くらいかけて店員さんに説いておられました。

私も、「うんうん、そうだよな」と思いながら聞いていました。

 

その後すぐに、エスカレーターは午前11時まで通行止めにされました。

 

 

④使えないカード会社がある

本をいろいろと吟味して、買う本を決めてレジに持って行きました。

iDが使えれば、迷わずiDを使うのですが、どうやらiDの端末が無い。

ならば普通のクレジットカードを出す。

店員さんがカードの端末に差し込んで、手続きをしようとするのですが、なかなかできない。

そしたら別の店員さんがヘルプに入って、衝撃の一言。

「申し訳ございません、VISAとmasterはまだ使えないんです」と。

JCBとアメックスなら使えるそうな。

カード決済はできるけど、世界最大のVISAが使えないお店なんて初めてだよ(笑)

いや、非常に貴重な体験だった。

VISAとの契約が完了でき次第、使えるようになるとのことでした。

 

 

 

とまぁ、コメリ書房についていろいろ書いてみました。

どちらかというと、ネガティブな所見が多かったですが、北光社以来の大型書店のオープンなので、

今後の新潟市中心部の発展に貢献してくれることを期待しております。